スーパーエコな寮生活@昭和の風景
今日は、親友のお誕生日。でも遠いアメリカに住んでいるの。
日本に帰ってきた時は必ず会う彼女とは、もう30年以上のおつきあいになる。
30年なんて、あっという間なんだなー。中身はそうとう濃いけど〜( ̄▽+ ̄*)
出会いは、東京の中野にあった、福岡県の県人寮、その名もつくし寮。
う・つくし寮と称されるほど、美人揃いで有名だった。
本当に美しい先輩お姉さん方がたくさんいて、うっとりでした♪
でも、現存していなさそうです。。。
女子なのに、同級生同士では「クン」付けで呼ぶ伝統があり…。
武田ク〜ンなんて、呼び合っていた。今もそれは続いているの。
何か女特有のべたべた感が当時極端に苦手だった男前な私たちには
とても居心地の良い 「ならわし」だったのね。
建物は、コンクリート造りとは言え、当時ですでにかなりの築年数。
畳敷きの六畳に板張りが一畳ほどのお部屋に二人。
16部屋、計32人。
郷里を離れて様々な大学に通う福岡県出身の女子大生のみが入居する
公立の寮だから無駄遣いを一切しない質素倹約の世界。
もちろん厳格な入室審査と面接もあったのよん。
新一年生は必ず先輩と同室。いろいろと教えやしきたりを伝授されるわけです。
朝夕の食事は、住み込みのまかないの女性、高齢の寮長・「おばさま」、
そして当番の寮生3〜4人で全員分を調理。
その「お当番」はお食事以外にも、夜と日曜終日の電話当番(ピンク電話〜)、
毎朝のお掃除当番、1Fから3Fまで、廊下、踊り場、トイレ…
早いもの順だから、朝が苦手だった私はいつもトイレ掃除にあずかることに…
共有のリビングルームは畳敷き。棚、障子にははたきをかけ、
畳にはお茶がらを撒くという、古来の方法が、当時は時代錯誤的で
しっくりこなかったけれど、今となっては、最も清々しい方法に思えるね。
暖房器具は冬はこたつ、夏は扇風機のみ。それ以外の電気製品は皆無。
これこそエコです。
何でしょう、今のヘタレ具合は…起きたら最初にエアコンつけてるよ…( ̄□ ̄;)
そんな、ある夏の日、あまりに暑くてガマンできなかった親友と私は
こっそりと屋上にふとんを持ち込んで一夜を過ごすことにしたのでした。
冒険気分満点! 涼しい夜風を浴びつつ夜空の星を眺めては、
ガールズトークに花を咲かせた…
までは、よかったのだが…翌朝は、巨大ボリュームの鳥の声にたたき起こされる。
まるで耳元で鳴いているかのようだった。
未だに忘れられない楽しいエピソードの一つです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そして、寮生活につきものの「門限」はなんと10時! 10時、10時よー!
遊び盛りだった私たちは、9時55分に最寄駅に着くやダッシュしたこと数限りなく…
なぜなら、戸締まり当番が精密機械のように10時きっかり玄関を施錠するから。
ドアガラスの向こうで、『ア・ケ・テ〜〜!!!』と半ベソで懇願する寮生が
まるで視界に入ってないかのように…だ。
そうなってしまった限りは、わざわざチャイムを鳴らして、寮長「おばさま」に
ありがた〜いお小言をいただくことになるわけであります。
確か始末書も書かなくてはいけなかったような…
であるから、9時55分頃には、ヒール鳴らして風神雷神のような形相で
疾走してくる者もいれば、門の近くで別れを惜しむカップルの陰など、
かなり面白くにぎやかな状態なのだった。
外泊ともなれば一大事。前もって申告しなければならない。外泊理由はもちろん、
家族&宿泊先の承諾書をはんこ付きで要提出!というハードルの高さ。
でもね、イキな行事も少なくなくってよ…
学芸大学駅近くには同じ福岡の男子寮があり、
毎年合同ダンスパーティが行われていたの。それもただ一日集まるだけじゃない、
一週間近く、その男子寮に通ってダンスの手ほどきを受けるわけ
(ジルバとかね、60年代オールディーズ、アメリカングラフィティの世界ね〜)
親友話からちょっと思い出した日々。
やっぱりどの瞬間でも全力で楽しむのがいいね〜。
いくつになっても ≧(´▽`)≦
過去、現在、未来は、この瞬間に…☆
日本に帰ってきた時は必ず会う彼女とは、もう30年以上のおつきあいになる。
30年なんて、あっという間なんだなー。中身はそうとう濃いけど〜( ̄▽+ ̄*)
出会いは、東京の中野にあった、福岡県の県人寮、その名もつくし寮。
う・つくし寮と称されるほど、美人揃いで有名だった。
本当に美しい先輩お姉さん方がたくさんいて、うっとりでした♪
でも、現存していなさそうです。。。
女子なのに、同級生同士では「クン」付けで呼ぶ伝統があり…。
武田ク〜ンなんて、呼び合っていた。今もそれは続いているの。
何か女特有のべたべた感が当時極端に苦手だった男前な私たちには
とても居心地の良い 「ならわし」だったのね。
建物は、コンクリート造りとは言え、当時ですでにかなりの築年数。
畳敷きの六畳に板張りが一畳ほどのお部屋に二人。
16部屋、計32人。
郷里を離れて様々な大学に通う福岡県出身の女子大生のみが入居する
公立の寮だから無駄遣いを一切しない質素倹約の世界。
もちろん厳格な入室審査と面接もあったのよん。
新一年生は必ず先輩と同室。いろいろと教えやしきたりを伝授されるわけです。
朝夕の食事は、住み込みのまかないの女性、高齢の寮長・「おばさま」、
そして当番の寮生3〜4人で全員分を調理。
その「お当番」はお食事以外にも、夜と日曜終日の電話当番(ピンク電話〜)、
毎朝のお掃除当番、1Fから3Fまで、廊下、踊り場、トイレ…
早いもの順だから、朝が苦手だった私はいつもトイレ掃除にあずかることに…
共有のリビングルームは畳敷き。棚、障子にははたきをかけ、
畳にはお茶がらを撒くという、古来の方法が、当時は時代錯誤的で
しっくりこなかったけれど、今となっては、最も清々しい方法に思えるね。
暖房器具は冬はこたつ、夏は扇風機のみ。それ以外の電気製品は皆無。
これこそエコです。
何でしょう、今のヘタレ具合は…起きたら最初にエアコンつけてるよ…( ̄□ ̄;)
そんな、ある夏の日、あまりに暑くてガマンできなかった親友と私は
こっそりと屋上にふとんを持ち込んで一夜を過ごすことにしたのでした。
冒険気分満点! 涼しい夜風を浴びつつ夜空の星を眺めては、
ガールズトークに花を咲かせた…
までは、よかったのだが…翌朝は、巨大ボリュームの鳥の声にたたき起こされる。
まるで耳元で鳴いているかのようだった。
未だに忘れられない楽しいエピソードの一つです。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そして、寮生活につきものの「門限」はなんと10時! 10時、10時よー!
遊び盛りだった私たちは、9時55分に最寄駅に着くやダッシュしたこと数限りなく…
なぜなら、戸締まり当番が精密機械のように10時きっかり玄関を施錠するから。
ドアガラスの向こうで、『ア・ケ・テ〜〜!!!』と半ベソで懇願する寮生が
まるで視界に入ってないかのように…だ。
そうなってしまった限りは、わざわざチャイムを鳴らして、寮長「おばさま」に
ありがた〜いお小言をいただくことになるわけであります。
確か始末書も書かなくてはいけなかったような…
であるから、9時55分頃には、ヒール鳴らして風神雷神のような形相で
疾走してくる者もいれば、門の近くで別れを惜しむカップルの陰など、
かなり面白くにぎやかな状態なのだった。
外泊ともなれば一大事。前もって申告しなければならない。外泊理由はもちろん、
家族&宿泊先の承諾書をはんこ付きで要提出!というハードルの高さ。
でもね、イキな行事も少なくなくってよ…
学芸大学駅近くには同じ福岡の男子寮があり、
毎年合同ダンスパーティが行われていたの。それもただ一日集まるだけじゃない、
一週間近く、その男子寮に通ってダンスの手ほどきを受けるわけ
(ジルバとかね、60年代オールディーズ、アメリカングラフィティの世界ね〜)
そして予備選(?!) が終わった最終日には、大手町の大きなホールで本番の
ダンスパーティが行われたのでした。
ダンスパーティが行われたのでした。
もちろんう・つくし寮の名に恥じぬよう、壁の花と沈まぬよう、
みんな最大テンションあげて本番に臨むのです。
そんなエピソードに枚挙のいとまのない、厳しくも面白すぎる寮生活。
結局留学するまでの2年半お世話になり…随分経ってから、当時お世話になった
すでに退任されていた元寮長の「おばさま」をその親友とおたずねした時には、
高齢にもかかわらず、かくしゃくと、そしてきりりとお独り暮らしを
堪能されていたお姿がとても印象的でした。
明治の女性は素敵ですよね。芯があって。
センタリング、中心軸がしっかりしているというのか…。
毅然として品位が高くて…何より深い愛があります。
みんな最大テンションあげて本番に臨むのです。
そんなエピソードに枚挙のいとまのない、厳しくも面白すぎる寮生活。
結局留学するまでの2年半お世話になり…随分経ってから、当時お世話になった
すでに退任されていた元寮長の「おばさま」をその親友とおたずねした時には、
高齢にもかかわらず、かくしゃくと、そしてきりりとお独り暮らしを
堪能されていたお姿がとても印象的でした。
明治の女性は素敵ですよね。芯があって。
センタリング、中心軸がしっかりしているというのか…。
毅然として品位が高くて…何より深い愛があります。
親友話からちょっと思い出した日々。
やっぱりどの瞬間でも全力で楽しむのがいいね〜。
いくつになっても ≧(´▽`)≦
過去、現在、未来は、この瞬間に…☆
素敵なトキメキ学生時代をお過ごしだったのですね。
返信削除読んでいて私までワクワクとして、ついこの前の(?)青春時代を思い出しました。
きらきらと輝く思い出は宝物ですね☆
>Mami さん
返信削除今を生きること、とても大事ですよね。≧(´▽`)≦
今を一生懸命生きる、意識を集中させることで、過去も未来もたちまち同時的に生き生きしてくる感覚、というのを最近あらためて強く感じています。
中心軸を持ち、グラウンディングを深めることで、多次元的な自由性を増すのかなあ、と。。
…それはいいから、とにかく今は要らないものを捨てていく時…とのメッセージが…( ̄▽+ ̄*)