記憶のタイムライン

 
動きが活発になってくると、同時にリスクも増えてくる。

2010.09.03 autumn has come
ベッドから落ちないようにと、様々な拘束が強いられるのを見るのは本当に忍びない。。。 だから

少なくとも私がいる時は、ベルトやミトンをはずして、なるべく自由にカラダを動かせるようにしているの。

自由を拘束されて動きを抑制されると、やる気なくなるよね。 (~_~;)

フツーの人でも一緒。エネルギーがダウンする。
ハリ、テンションが弱まる。


この二日ほど、寝返り動作をしきりにリピートしています。

まるで筋トレみたいに、すごい腹筋を使っていて…特に上の方ね。

息子と家でマネしてみたけど、いやいやいや、これはかなりキツい ( ̄▽+ ̄*)


そうやってしばらく自由に動いているうち、やはり何かが活性化されるのか、話しかけへの反応も徐々に良くなっていくような気がするよ。

3日目となった車椅子リハビリでは、前日嫌がっていた
09.03 the sunset you've seen..
ルートへもクリアでき、廊下の端の窓まど到達することができた。

人の顔も目で追えるようになっているし、

いろいろ話しかけることへの反応もすこぶるいい!

今日は相当いい感じだ〜☆ ≧(´▽`)≦


そして、視覚の活性化が感じられるできごとも…。

病室には、ふた月ごとのカレンダーが壁にかかっているのだけれど、昨日、それが7、8月のままになっていたのに気づいて、ページをめくっておいた。すると…

新しい絵に変わっているのに気づいたのか、 

ベッドに横たわっていた彼は、その方向に視線を向け、

ん?という、何か変化を感じ取っている表情を見せたのだ。

時折私の移動を目で追ってる感はあったけれど、確かにこれは見えてるに違いないなーという感覚だった。


そして夕方いつものように、夫の兄が会社帰りに立ち寄ってくださった。

しばらく声をかけていた時のこと、突然、

おお!(と声は出ないけど)兄をしっかり見て指をさし、

満面の笑顔を見せたのだった。 右手で兄の体を一生懸命触ろうとしている。

ねえねえと働きかけているような仕草だ。
2010.09.03

初めて見せた自分からのアクション!

スゴいスゴい。大声をあげるほど…感動でした。



人のメモリー機能の中には、タイムラインがあるのだろうか…。。。

近い記憶から遠い記憶へと、グラデーションが濃くなっているのかもしれないね。

彼の記憶の貯蔵庫にかすかにでもアクセスできたような、

大きな可能性を感じた瞬間でした。

お義兄さん、いつもありがとうね☆

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