ピンチ&チャンスの放物線

先頃亡くなった今敏監督。

辞世の句ならずも、書き遺されたノートは迷いなくおすすめしたいすごい文章です。

死の淵に臨んでいる人が、ここまで心情を表現豊かに文章として出せるとは、

やはり真のハートからの言葉だからなのだなあと感じました。

『東京ゴッドファーザーズ』は特に好きな作品です。

彼自身によるノートを見て、なぜここまで好きなのかあらためてわかるような気がしました。

アニメーションをご覧になってからの方がいいかもしれませんが、こちらもおすすめ。

意味のある偶然の一致にあふれた世界

まさにシンクロニシティやらセレンディピティやらの…

連続のようでいて、愛に溢れた、あり得ないようなつながり…

…あるんだよね。

ベタですが、人生は小説よりも奇なり…とは昔から言いますわよね


彼と出逢って、一緒に人生を歩み始めて…

正直、折返し地点を過ぎてからの、この突然のシナリオはあんまりだよお…

と毎夜毎夜涙にくれ…、思っても仕方ないとわかっていても…

頭から離れない。

ムリに前向きになろうとしても、それは自分の奥底にふたをして、

自己欺瞞に陥ることにつながるだけ…本当の前向きにはなれないのですから。



ピンチはチャンスと、人は言う…

ならば、人生最大のピンチ! は、人生最大のチャンス! なのか。

ピンチ&チャンス関数は放物線を描き、絶対値は変わらないのだろうか…

「ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ラン、ラン、ラン♪」

思い出してみよう☆


その切り替えるチャンスは、感情を味わいきることと実感するのであります。

感情を抑えても、チャンスには思い切れない。


悲痛な感情に押しつぶされることなく、


そのドラマにハマるのでもなく、


今生で、肉体を持ったことを歓びと思えるために、


涙を流し、心の奥を見つめ、落胆も怖れず、


浄化していく過程が真に必要だと思うのでした

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