ミクロコスモスの腑に落ちる:アーユルヴェーダの叡智


私の母は既に他界していますが、80を過ぎるまで足腰もしっかりと、いわゆるかくしゃくと日々過ごしていました。

外でも家でも、ほぼ絶対と言えるほど、
氷の入った水を飲まなかったことが思い出されます。

もちろん母はアーユルヴェーダなんか知らなかったけれど
自分の感覚を頼りに自然と身に付いた知恵は、
まさに生命全体に、共通する理(ことわり)なのでしょう。

翻って私自身にとってのアーユルヴェーダは、まだまだその学びの入り口。
折に触れてたくさんのヒントを頂きながら、この宇宙的かつ実践的な叡智
の素晴らしさに感動すると同時に、あたりまえにカラダに浸透する心地よさも味わえています。

アグニといわれる火のエネルギーに清浄な食べ物を供物としてくべていく。
胃腸を始め消化器官が健やかでいられることと見事に合致する概念です。

最近はですから冷たいモノでその火を弱めてしまわないようにと
気をつけるようになりました。

それでも、ついつい(特に今年の夏などは…)アイスをいただいては、
てきめんに口内炎に苦しんだりしてましたけれども… (。-_-。)

 
アーユルヴェーダに限らず、中医学や日本の漢方、そして大いなる西洋的な医学大系…人のカラダ、いのちへの慈しみ、健やかに生きる知恵の広がりと研究はどれも果てしなく思えるけれど、一番の鍵は小宇宙である自分のカラダとこころにあるのかもしれません。

インドだからとかアメリカだから…とか物理的な地域の違いに大きなこだわりを感じなくなり、何か根源的に大事なこと、カラダが自然に歓ぶこと、心地よく巡ること…
そんな感覚を、地球規模での根底(あるいはCloud )でのつながりに確信を持てるようになってきた気がします。

アーユルヴェーダが謳う「健康寿命」という考え方は至極当然で
きっと誰もが共感する概念でしょう。

ヨガを練習している人、シェアしている人、教えている人。
姉妹の関係とも言われるアーユルヴェーダの叡智は、それぞれのヨガライフをさらに確かな足取りへと導き深めてくれるに違いありません。


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